静脈瘤外来のご案内

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当院では「下肢静脈瘤」に対する専門外来を実施しています。

下肢静脈瘤の症状と治療法
~下肢静脈瘤とは下肢(足)の静脈がボコボコと瘤(こぶ)状にふくれ上がる疾患です~

その正体は?

静脈は、血液が体の各部分から心臓へ戻るための血管(通路)です。下肢は体の下側にあり、血液は心臓へ向かって重力に逆らってのぼっていきます。その仕組みの一つとして静脈内に「静脈弁」があります。この弁は血液が心臓へ向かって流れる時に開き(図1)、下へ向かう時には閉じて血液の逆流を防ぎます(図2)。しかし、この静脈弁が壊れると血液が下へ向って逆流し、静脈がふくれてこぶをつくります(図3)また、血液が下肢から戻っていかないので下肢の血液循環が悪くなります。

下肢静脈瘤イラスト

症状は?

最も多い受診理由は、足にこぶが出来て見た目が気になる、というものです。

下肢の循環障害による症状としては、冷え・かゆみ・湿疹・倦怠感・浮腫・むくみ感(はれぼったい感じ)・疼痛・こむらがえり(夜中や明け方に足がひきつる)などがあります。

皮下脂肪が厚い方(ちょっと太め)の場合、こぶが見た目には分からないこともあります。皮膚科で湿疹の塗り薬をもらっていたけど治らない、膝が痛いので整形外科だと思っていた、という患者さんが実は静脈瘤だったということもよくあります。

治療は?

治療の原則は、弁が壊れている静脈への血液の逆流をなくす(減らす)ことです。

足を下げなければ血液の逆流は起こりませんので、テレビを観る時にイスに座って足を下げているのではなくソファーに寝転ぶ、就寝時に足の下に毛布を1・2枚重ねて置くなど、簡単な治療法もあります。

弾性ストッキングは、静脈を押さえつけて血液の逆流を防ぐもの、硬化療法は、静脈に注射をして炎症を起こさせ静脈をつぶす方法です。積極的な外科的治療としては高位結紮術・静脈抜去術・レーザー治療・高周波治療などがあります。レーザー治療は、以前は高度先進医療として自由診療(保険適用外)でしたが、現在は保険適用となっております。また、手術後は当日から歩行が可能ですが、職場復帰までには数日~1週間程度が必要です。手術で静脈を取ってしまって大丈夫かと不安に思われる方もいらっしゃいますが、代用血管は不要で、問題ありません。

当院での診断方法は?

超音波検査で異常な血液逆流の有無、その程度・部位などを判定します。正確な診断を行った上で、硬化療法・高位結紮術・静脈抜去術・高周波治療など(症状によってはこれらを組み合わせた治療)を行います。それぞれ長所・短所があり、入院期間や傷跡の大きさなども異なりますので、最適な治療法を患者さんと相談しながら決定していきます。

最後に?

下肢静脈瘤は、一般的には進行も遅く生命にもかかわらないため、放置されることが多い疾患です。しかし中には皮膚病変が進行し、植皮(欠損・変形した部分の皮膚に、健康な皮膚を移植すること)が必要となるケースもあります。また、手術の後で、“足が軽くなってビックリ。こんなことなら早く手術をしてもらえば良かった!”と言っていただけることもあります。受診希望の方は、まずはお電話にてご相談下さい。

予約制(事前にご予約下さい。TEL:011-892-1556)

【担当医】神吉 和重(かんき かずしげ)
【診療時間】毎週金曜日 9:30~12:00
※ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい。


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