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心臓血管外科

成人後天性心疾患、大血管の疾患、末梢血管疾患、静脈疾患に対して手術療法を行っています。手術適応に至らない症例に対しても、経過観察を心臓血管外科で行っています。

狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患は循環器内科と協力し、患者さんにとってカテーテル治療と外科手術のどちらが利点が多いか、患者さんを含めて話し合い、治療法を選択しています。狭心症に対する冠動脈バイパス術では、90%の症例が人工心肺を使用しない心拍動下で行っています。急性心筋梗塞は循環器内科によるカテーテル治療が第一選択となりますが、心筋梗塞の合併症に対しては左室形成術、弁形成術など外科手術が必要になることもあります。

弁膜症に対する手術では、僧帽弁に対しては自己弁温存による弁形成術を第一選択としていますが、大動脈弁に対しては、ほとんどの施設で人工弁置換術を選択しているのが現状です。当院では、2010年12月より、自己心膜を用いた大動脈弁形成術を導入し、特に高齢者の動脈硬化性大動脈弁狭窄症に極めて有効な方法として積極的に行っています。また、若年者の症例に対しては自己弁を温存した弁形成術も行っています。

大血管の疾患として緊急手術の対象となる、急性大動脈解離に対しては昼夜を問わず手術を行えるよう体制を整えています。真性の大動脈瘤に対しては、近年血管内治療が増加していますが、当院でも、胸部、腹部大動脈瘤に対しステントグラフト内挿術施行の指定施設の認可を得ており、適応の症例には積極的に行っています。

徐脈性不整脈のペースメーカー治療や、心不全に対する心臓再同期療法(両心室ペーシング)、心室頻拍、心室細動の致死性不整脈に対する埋込み型除細動器移植術は機器の進歩と共に症例数も増加し、多くの患者さんの日常生活を支えています。

歩くと痛い下肢の閉塞性動脈硬化症に対する手術も行っていますが、カテーテル治療(ステント留置術)も外科で行っています。下肢静脈瘤に対して保険適用可能な高周波治療も開始しました。これらの手術を行う際には、患者さんと納得のいくまで話し合い、より安全で効果の高い治療法を選択していただくように努めています。

心臓血管外科で行う主な手術・検査

・冠動脈・大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用する、しない)
・心臓弁膜症手術 (※自己心膜による大動脈弁形成術を含む)
・胸部大動脈手術
・胸部・腹部ステントグラフト内挿術
・末梢血管バイパス手術
・体外ペースメーキング
・ペースメーカー移植・交換術
・埋込型除細動器移植・交換術
・両室ペーシング機能付埋込型除細動器移植・交換術
・大動脈バルーンパンピング法
・内シャント設置術
・下肢静脈瘤手術(高位結紮術・静脈抜去術・高周波治療)

自己心膜による大動脈弁形成術

「自己心膜による大動脈弁形成術」とは?
心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症)の新しい治療法として、2010年12月に東邦大学医療センター大橋病院心臓血管外科 尾崎重之教授の協力のもと、当院が北海道内で初めて実施しました。

「自己心膜による大動脈弁形成術」は、自己の組織を使うため、ワルファリンなどの抗凝固剤の服用が不要となり、また、周囲の組織と連動し、生理的な機能を保てるという利点もあり、限りなく生来の大動脈弁の機能を取り戻せる手術方法といえます。

現在、当院が道内唯一の実施施設であり、定期的に尾崎教授をお招し、実施しています。今後も、各患者様の状態を慎重に見極めながら実施していく方針です。詳細等、お気軽にお問い合わせ下さい。


※新聞・雑誌等に紹介記事が掲載されました。
2012年9月18日 UHBスーパーニュースで放送されました。
当院ホームページ「新聞・雑誌掲載記事」をぜひ、ご覧ください。

NCD・JACVSDデータベース事業参加

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業及び、日本成人心臓血管外科手術データベース(JACVSD)に参加しています。

img_ncd一般社団法人National Clinical Database(NCD)
img_jacvsd日本成人心臓血管外科手術データベース(JACVSD)

循環器内科

労作性狭心症のカテーテル治療(経皮的冠動脈形成術、PCI)を主に担当しております。治療技術および機材の進歩で、治療の守備範囲は年々拡大しています。外来にて、冠動脈狭窄病変の評価をCTアンジオで評価可能となり、診断のためのカテーテル検査を省き、直接カテーテル治療をする事が可能となりました。選択的なPCIの大半は手首の動脈から治療し、患者さまの負担の軽減に努めています。また薬剤溶出ステントのおかげでステント再狭窄の問題もほぼ克服しつつあります。第2世代の薬剤溶出ステントの出現は、さらに治療の選択肢も広げ、冠動脈バイパス術を回避できる症例も増えてくると思われます。

外来においては虚血性心疾患、心不全、不整脈などの循環器疾患のみならず、高血圧症、糖尿病(インスリン治療も含む)、脂質異常症、メタボリック症候群などの生活習慣病の治療に力を注いでいます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査および治療にも積極的に取り組んでいます。閉塞型に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)のみならず、中枢型のSASにも、補助呼吸療法(ASV)や自宅酸素療法(HOT)を導入し治療しています。

また、2010年4月より、心臓リハビリテーションを始めました。心臓病の患者さまが、低下した体力を回復し、精神的な自信を取り戻して、社会や職場に復帰し、さらに心臓病の再発を予防し、快適で質の良い生活を維持することを目指す総合プログラムです。心筋梗塞や心臓手術後の患者さまが心臓リハビリを行う事により、動作が楽になり、快適な生活を長く続ける事ができるようになるように指導します。

循環器内科で行う主な手術・検査

・心臓カテーテル検査
・電気生理学的検査
・経皮的冠動脈形成術
・経皮的冠動脈ステント留置術

腎臓内科

近年、慢性腎臓病(CKD)が注目され、腎臓と心臓の関連などが明らかとなってきております。当院では循環器専門病院としての特性を生かし、循環器専門医と連携しCKDの合併症として最も重要な冠動脈疾患等の早期発見や治療、末期腎不全や透析患者様の心不全の予防や適切な管理に心がけております。

腎臓内科では、健康診断における検尿異常から各種慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性・慢性腎不全および膠原病や糖尿病などの全身性疾患に伴う腎病変にいたるまで幅広く対応します。腎炎の治療にあたっては、必要に応じ腎組織検査(腎生検)を行い、適切な治療を選択いたします。また末期腎不全患者様の保存期治療や透析導入、維持血液透析に対応いたします。入院治療の必要な透析患者様の治療にも対応いたしますので、お気軽にご相談下さい。


新札幌循環器広報誌 サンプラザ
HTB 医TV 地域に貢献できる循環器治療をめざして
当院の手術実績

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