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院長挨拶

 このたび2022年12月1日付けで医療法人サンプラザ新札幌循環器病院の院長に就任致しました。
当院は心筋梗塞、狭心症、閉塞性動脈硬化症、動脈瘤などのカテーテル治療や外科治療、高血圧、脂質異常症、心不全などの循環器疾患の管理や、透析を含む腎疾患の治療を主体とした施設です。
しかし、コロナ感染症が蔓延したことにより、当初はかかりつけの患者さんのみが対象であったコロナワクチン接種をかかりつけ以外の方へも拡大して行う方針へ変更し、2022年6月より一部の病棟をコロナ感染症病棟にすることで、現況に対応してきました。
一方、近年、高齢化が急速な勢いで進行してきており、循環器領域でも、高齢になると合併頻度が高くなる心房細動などの不整脈や心不全は大きな問題となっています。しかし、高齢者は循環器疾患のみではなく、認知症を含んだ他の疾患を抱えていることが多く、高齢な患者さんの受け入れは今後の大きな課題です。
今後当院では、急性期の循環器疾患や腎疾患の専門的治療を継続しつつ、コロナ感染症に対する対応のように、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療の開始や、高齢な患者さんの受け入れなど、急激に変化するニーズに柔軟に対応することで、更に地域へ貢献していきたいと考えています。より一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。